婚姻届けに判を捺しただけですが 1話感想

 TBS系で10月19日(火)22時から、ドラマ『婚姻届けに判を捺しただけですが』がついに放送スタート!

 キャッチーなタイトルと豪華俳優陣で視聴者の期待が高まる本作、第一話を見てみた感想をざっくりまとめました。

 

【作品紹介】

 本作は「フィール・ヤング」(祥伝社)連載中の有生青春による漫画を原作とした、「おひとり様最高!」な独身女子・大加戸明葉(清野菜名)と堅物こじらせ男子・百瀬柊(坂口健太郎)の偽装夫婦コメディー。後先考えず多額の借金を抱えてしまったヒロインの明葉は、ひょんなことから知り合った百瀬と偽装結婚という形で借金を返済することに。しかし、独身を謳歌していた明葉と堅物こじらせ男子の百瀬の共同生活は順調に進むわけもなく…。

 

【1話を見た感想】

 

 タイトルだけ見て、関係が完全に冷え切った夫婦の不倫物語かなんかだと思ってました。(全然違った)

 なかなかトンチキな設定ではあるけれど、端的に言うと、俳優陣が良すぎてぐんぐんハマる!清野菜名ちゃんのさっぱりした演技と、坂口健太郎くんのボソボソ感が絶妙で、お互いアラサーという設定なのであまりキャピキャピしてなくて良い。

 

 坂口健太郎くんに関しては、少女漫画の実写でキラキライケメンキャラやってたときは正直あんまりハマらなかったけど、なんか歳とって色気が増してる気がする…気のせい??さらさら韓流マッシュの流行に逆らうくるくるパーマがなんというか、ギュンとくる。キテレツ白アスパラで永遠にツボっています。

 

 いつもはクール白アスパラなのに、朝弱くてしかもパジャマがスウェットじゃなくて上下ちゃんと揃ってるの着て寝てるとか、ラフな部屋着に黒縁眼鏡とか、猫好きとか、もうやり尽くされた「年上イケメンギャップ萌えあるある」狙ってきてるのが明らかにわかってるのにも関わらず、軽率に「え、可愛い保護」の感情になって自分のチョロさを再確認しました。なんだあの生き物は。可愛すぎるだろ。

 あとおもちちゃん可愛すぎんか?あの淡々とした百瀬がブサカワなペルシャを飼っているのが最高。あと抱っこした後ポロシャツが毛だらけで和んだ。

 

 そして突然の高杉真宙!スケボーの爽やか青年。チャラすぎずフレンドリーな感じで年下派にはたまらない生意気くんで、早くも沼りかけた。これからどういう風にヒロインと絡んでいくのかな。百瀬さんは妬いたりするんでしょうか。白アスパラは若さに太刀打ちできるのでしょうか。必見です。

 

 てかちょっとツッコみたかったんだけどなんで大福をレンチンする?冷たい方が美味しくない???大福。大判焼きならわかるけど。牛皮とか溶けちゃいそうじゃん。金のお皿よりもそっちの方が気になっちゃった。

 

 お話の展開的な部分で言うと、借金っていう一種のリミットがあるのでそれが話の推進力を上げてくれるかなという感じ。具体的な数字があると感情の加速度も見ててわかりやすいし、だんだんその数字が減るのが惜しくなるんだろうなあと。

 

 偽装結婚で逃げ恥っぽいって言われてるけど逃げ恥の方がよりシステマティックでよく練られている。原作読んでないからわからないけど野木亜希子脚本の力はあるでしょうね。

 その点ハンオシは結婚とか、家事分担とかの観点はもっとライトな気持ちで見れると思う。というか、多くの人が共感しやすい形になっているのかも。逃げ恥は話題を深く掘り下げる分、そこまで考えなくても普通に結婚してる人は共感できないところもあるだろうし。

 結末はだいたいわかっているにせよ、白アスパラの気持ちがかなり例の女性に寄っているので、清野菜名がどれだけ彼女を超えられるか、そして、未練は断ち切れるのかが見所ですね。前を向け白アスパラ。

 

 好きだから結婚するって難しいなあ。好きじゃなくても結婚する、好きでも結婚しない人もいる。人と暮らすって難しいし、好きだけじゃカバーできないこともあるよね。   まずは他人を思いやることから。不器用だけど、引っこ抜いた三本の乾電池は彼なりに他人と分かり合うための第一歩だったのかも。

 

わりとトンチキ設定だけど韓国ドラマとかも演出とか俳優の演技のうまさで設定の緩さうまくカバーするみたいなとこあるからちゃんと見たいなあと思いました。来週はどうなるかな~。